特にはじめて出店されるという方にとって、店舗デザイン・設計は霧がかかった世界ではないでしょうか。手探りで進まれるオーナー様もいらっしゃいますが、理想的なのはその霧を晴らしてから店舗デザイン・設計を臨むことです。オーナー様の助けとなるよう、店舗デザイン・設計で気をつけたいポイントを以下にまとめました。ぜひご参考にしてください。
店舗デザイン・設計で非常に重要なポイントになるのが、店舗コンセプトを軸に据えるということ。
たとえば「安らぎ」が店舗コンセプトなのに、「スタイリッシュ」なデザインだったら来店されたお客様はどう感じられるでしょうか。「お洒落だな」とは思うかもしれませんが、きっと「安らげるな」とは思わないでしょう。
これは極端な例ですが、店舗コンセプトと乖離したデザインは、上記の例のように本来であれば生じるはずのない違和感をお客様に与えてしまいます。
「店舗コンセプト」という目には見えないものもしっかり考慮して店舗デザインにあたる必要があるでしょう。
デザインの元になるのは抽象的な“イメージ”。だからこそ、オーナー様のイメージとデザイナーのイメージがブレることのないよう、しっかりと打ち合わせを行うことが大切です。
まずは漠然としたイメージでも構わないので、遠慮することなくデザイナーに伝えましょう。
また、このときはより正確なイメージを共有できるよう、雑誌の切り抜きや写真などがあると便利です。
お客様を再来店につなげるためには、お客様に何かしらの感動を与える必要があります。そして感動のはじまりは、驚きです。
“ありきたり”から“驚き”、ましてや“感動”は生まれません。
お客様の期待をどこかで裏切り、心地良いサプライズがある。そんなデザインが理想的です。
店舗デザイン・設計のパートナーとなる業者選びは慎重に行いましょう。「どこでも一緒」と当てずっぽうに依頼したり、「大手に頼めば安心」とネームバリューだけで決めてしまうと、オーナー様の要望を汲み取ってくれず納得のいく仕上がりにならなかったり、相場よりも割高な工事費用になってしまうおそれもあります。
腕が確かで実績も一定以上あり、予算内でオーナー様のご要望に応えてくれる。そんな業者に依頼できるよう、気になった業者が見つかったら見積もりを依頼するなどして、いくつかの業者を比較してみましょう。